品 番■ FR018249
サイズ ■ w460 d85 h400
買付国■ FRANCE
推定年代■ 19世紀末から20世紀初頭
素材■ Wood
配送■ ヤマト宅急便 140サイズ
在庫場所■ ショップ
※撮影時のディスプレイ小物等は商品価格には含まれません。

キッチンにある風景、ニンニクを添えて下拵えで捌いたナイフをあちら側に向け配置した一皿の鰯。
時間のベクトルが過去とこれから、の間に留まる静謐な一刻を描いている。
130mmもの幅を設けた額縁四隅から横たわる魚の中心に視点が集まる様構図を考えられた安定をもたらす絵。
描く視線を低く、この絵の中で一番明度高い色は鰯の腹に反射した複雑な光の一筋。
スモーキーな背景と黄土色の卓上を選んだのも全て鰯のモチーフに目を傾けるべくしてこの様になった、思考の末かと。
向かって右上に贈られた人(かろうじてPhillipe、と読める程度)とFから始まる画家のサインらしき文字が記されておりますが今の所判別不明です。
油絵のサイズはw200 h139です。
額縁の石膏装飾に欠損剥がれ、木枠四方(特に三箇所)に隙間が空いておりますが背面に組み込まれたチギリ留めが今後ある程度は木材の収縮を抑えてくれると思われます。
背面壁掛け金具と紐は弊店で取り付けました。4kgの重さが御座います。